不眠症に市販薬は使っていい?薬剤師が教える正しい選び方と注意点

「最近なかなか寝つけない…」

「市販の睡眠改善薬って使っても大丈夫?」

前回の記事では、不眠の原因について解説しました。

今回はその続きとして、市販の睡眠改善薬を使っていいケース・使わない方がいいケースを、薬剤師の視点で分かりやすく解説します。

結論|市販薬は「条件付きでOK」

先に結論です。

• ✔ 一時的な不眠 → 市販薬は使ってOK

• ❌ 毎日続く不眠 → 病院受診が優先

• ⚠ 連用はNG(悪化することあり)

市販薬は万能ではありません。

正しく使わないと、逆に眠れなくなることもあります。

市販の睡眠改善薬ってどんな薬?

ドラッグストアで買える不眠対策薬の多くは、

「睡眠導入剤」ではなく、睡眠改善薬に分類されます。

主な成分

ジフェンヒドラミン塩酸塩

もともとはアレルギー薬の成分で、

その副作用である「眠気」を利用した薬です。

👉 脳を直接眠らせる薬ではありません。

市販薬が向いている人

以下に当てはまる人は、短期間の使用ならOKです。

• 環境の変化(引っ越し・出張・旅行)

• 一時的なストレス

• 寝つけない日が「たまにある」

• 数日でやめるつもりがある

使用は2〜3日までが目安です。

市販薬を使ってはいけない人

次に当てはまる場合、

市販薬では解決しません。

• 毎日のように眠れない

• 夜中や早朝に何度も目が覚める

• 眠っても疲れが取れない

• 不眠が2週間以上続いている

• お酒を飲まないと眠れない

この場合は、

👉 医療機関での相談が必要な不眠です。

薬剤師が本当に伝えたい注意点

① 毎日使うと効かなくなる

市販薬を続けて使うと、

• 効きが弱くなる

• 量を増やしたくなる

• 薬なしで眠れなくなる

という悪循環に陥ることがあります。

② 翌日に眠気が残ることがある

特に注意が必要なのは、

• ふらつき

• 集中力低下

• ぼーっとする

運転する人・仕事で集中が必要な人・育児中の方は要注意です。

③ お酒と一緒に使わない

アルコールと一緒に使うと、

• 眠気が強く出すぎる

• 記憶障害

• 転倒リスク増加

などの危険があります。

市販薬を使う前にやってほしいこと

薬に頼る前に、

まず生活習慣を見直してください。

• 寝る直前のスマホを控える

• カフェインは夕方以降取らない

• 寝床で考え事をしない

• 「眠れなくても横になっていればOK」と考える

これだけで改善する人は非常に多いです。

それでも眠れない場合は?

• 市販薬が効かない

• 眠れない状態が続く

• 日中の生活に支障が出ている

この場合は、

我慢せず医療機関を受診してください。

次の記事予告

「病院で出される睡眠薬って依存しないの?」

「種類が多くてよく分からない…」

次の記事では、

👉 病院で処方される睡眠薬の種類と安全性を、薬剤師が分かりやすく解説します。

まとめ

• 市販の睡眠改善薬は「一時的な不眠」向け

• 毎日使うのはNG

• 長引く不眠は病院相談が正解

• 生活習慣の見直しが最優先

不眠で悩んでいる方は、

**「薬に頼りすぎないこと」**が大切です。

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